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弁護士法人 白浜法律事務所

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白浜の思いつき
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2016/12/16

弁護士の廃業の増加傾向は高止まり?

 自由と正義の2016年の1月から12月号に掲載された請求退会者の数は合計で367名となり、昨年の358名よりも若干増えましたが、一昨年の374名を超えることはありませんでした。弁護士の総数が増えていますから、昨年と同じような傾向のまま推移したという評価ができるものと思います。
 弁護士登録番号の1万から3万未満の方の退会者数は、2015年の合計が86名であったのに対して、2016年は99名となり、少し増加しました。これらの方々は母数が減る一方ですから、退会者の全人口に占める割合は高まったということになります。他方、登録番号が3万以上の方は、2015年が260名だったものが、2016年には252名となり、若干減りました。登録番号3万以上の方は母数が増えていますから、廃業が少し減ってきたということになるようです。
 私が最近行っている観測でも、66期の廃業数が18名に留まり、67期からは廃業者がいないということになっていますから、66期以降は廃業に転じる方が減ってきているということは言えるようです。
 このような傾向がなぜ生じているのかは、私にはよくわかりません。

2016/12/15

明智越え→水尾の里

 11月26日に、明智越えに挑戦し、無事に水尾の里にたどり着きました。その簡単な旅行記です。
 9時20分にJR亀岡駅北口を出発しました。亀岡名物の霧が立ちこめていました。明智光秀も霧に紛れて、本能寺を目指したと言われていますから、何となく光秀になったような気分になってしまいます。
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 目指すは、保津橋です。保津橋の手前には、保津川下りの乗船場があります。
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 保津橋を渡り終えたら、最初の信号を右に曲がります。そこからは、しばらくまっすぐ道なりに歩きます。
 10分程歩くと、水尾との看板のある三差路に着きます。左側に水尾と書かれた看板がありますが、明智越えハイキングコースと書かれた矢印看板に従って右に進みます。
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 5分ほど歩くと突き当たりの三差路に着きますので、ここを右に曲がります。すぐに明智越えの看板が目に入るはずです。
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 これが明智越えの入口です。
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 詳しく解説された看板があります。
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 明智越えの看板から、山道に入りますが、すぐに三差路となります。ここも矢印看板に従って、左に曲がります。
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 しばらく歩くと、亀岡市内が見晴らせるところにたどり着きますが、この日は、霧が立ちこめていて、市内は全くみえませんでした。
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 峯の堂というところがあり、むねんどうと読むということのようです。この辺りまでが登りがきついのですが、その後は、あまり高低差のない道が続くので、京都への道としては歩きやすい道だったのかも知れません。途中で町並みがみえるところがありますが、この辺りでは明智軍はたいまつを消して歩いていたのかもと思ったりしました。
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 10時45分に分かれ道に到着しました。ここは、鉄塔とされた左ではなく、保津峡と書かれた右の道へ進みます。
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 しばらく歩くと、また、三差路に着きますが、ここも、明智越ハイキングコースの矢印看板に従って、左側に進みます。
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 ここからは、かなり急な山道となり、きつい下りが続きます。
 しばらくすると、丹波散策の道の道標があり、JR保津峡駅と水尾が示されています。ここまで来れば、水尾の里と保津峡駅をつなぐ道までは、もうすぐです。
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 11時40分頃に水尾の里へと続く道に渡る丸太橋に到着しました。この丸太橋を渡ったら、左に曲がって、舗装された道をしばらく歩くと水尾の里に到着です。
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 水尾の里は、ゆずの里とも呼ばれていて、ゆずがあちこちにあります。協同組合の水尾ハイキングツアーとまるで計ったかのようなタイミングで無事に合流し、ゆず湯につかって疲れを癒して、鳥の水炊きをごちそうになり、帰りは、お宿のバスでJR保津峡駅までドライブということになりました。愛宕山に登って水尾の里というようなハードなコースと違って、明智越えは、山登り初心者にも安心なコースと思いました。
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2016/12/12

弁護士白書からみた弁護士からの離職者の推移

 弁護士白書の最新版が送られてきたので、その中からデータを抽出してみたところ、新しく登録した弁護士の中で、弁護士をやめた人が増えているということが統計上も裏づけられました。
 すなわち、60期以降の弁護士は、6年間で、60期が65名、61期は56名、62期は40名も減員していることがわかりました。これより前の期では、9年間でも一桁程度の減員しかないことと比較すると、いかに母数が増えているとはいえ、減員の数字は明らかに大きくなっています。なお、弁護士急増政策は、法科大学院設置前から開始されている関係で、56期も9年間で28名もの減員が生じているということには注目の必要がありそうです。
 なお、65期は3年前と比較すると増えていますが、これは、一斉登録時期に弁護士として就業することができずに就職先を探す期間が増えた、つまり、浪人しながら職探しをする人が急増したことを示しているものと思われます。就職状況が悪化したことを裏づける数字の一つなわけです。
 私は、これだけの数の人が一度は弁護士になりながらも、弁護士をやめているということについては、養成に費やされた国費や法曹三者の労力から考えて、大いに問題があると思っています。
 なお、弁護士白書の2008年版の数字は全く信頼性に欠けています。このようなデータが公表されていること自体が恥ずかしいことですし、訂正されもせずに放置されていることは残念でなりません。
 期別弁護士人口推移表2016.pdf