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弁護士法人 白浜法律事務所

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白浜の思いつき
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2012/04/13

新年度の開始にあたって

最近は忙しくて、ブログの更新が全くできておりませんでした。最近、ようやく仕事に追いついてきましたので、仕事が遅れているのにブログは書くのかというご批判を受けることもなかろうと思い、遅れ馳せながら、4月の年度初めにあたっての抱負を書いておくことにしました。
昨年度は、法曹人口問題と司法修習の問題にかなりの時間を割きました。できる限りのことはさせていただいたと思っています。ただ、法曹養成の現場は、極めて厳しい状況にあるのは間違いないところであり、私一人が動いたところで、どうすることもできないほどの状況になってきたということを実感しています。
法曹人口問題については、日弁連の会長選の結果いかんによっては、日弁連としての仕事に関わることができるかどうかはわかりませんが、司法修習の関係では、今年度も、京都の修習委員長は続けさせていただくことになりました。今年も、不合格者がでないための小さな改革とか、就職支援の活動を続けてゆこうと思っています。
司法修習委員会の仕事は、司法修習生の法律実務家としての能力の向上のための機会の設定など充実した修習ができるための環境整備の仕事が主なものであるべきであって、就職支援は、本来業務ではありません。しかし、就職ができないということになれば、その人の人生が大きく暗転することになります。同じ世代の子どもを持つ者としては、他人事ではありません。就職支援の仕事は、無謀な作戦に参加させられた現場指揮官に課せられた犠牲者を少しでも少なくするための作戦行動のようなものですが、現場にいる者としては、現場レベルでの小さな勝利(就職確保はその人にとってみれば大勝利ですが)に貢献できれば、それだけでもありがたいことですから、少しでもお役に立てればと思い、就職支援の活動は続けてゆきたいと思っております。