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弁護士法人 白浜法律事務所

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白浜の思いつき
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2015/04/26

若い期の人に弁護士をやめた人が増えているという統計的事実

弁護士の期別の人口について統計を整理してみたところ、下記のとおり、60期以降とそれ以前では明らかな差が生じており、60期は65名もの減員があるなど、60期以降は弁護士ではなくなった人の数が明らかに大きくなっていることが判明しました。
弁護士期別総人口整理表.pdf
女性の出産に伴う一時的な退会だろうなどと、この減員の事実を理解しようとしない弁護士もいるようですから、念のため、55期以降の女性の期別人口の推移も整理してみたところ、女性の占める割合からすると、女性が減っている率は高いとは言えるものの、男性弁護士もかなりの数が減っていることは争いようがないことだとわかりました。
弁護士期別女性人口整理表.pdf
なお、私が理解している60期の最大人口は2,094名でしたが、2009年版弁護士白書では2,119名でした。61期は2,122名が私の知る限り最大の数値でしたが2010年版弁護士白書では2,126名でした。62期は同じく2,109名でしたが、2011年版弁護士白書では2,117名となっています。63期以降については、個人的に観測していましたので、63期の最大数は1,925名、64期は1,924名、65期は1,866名となっていると把握しています。これらの数字からしますと、60期は最大人口から65名の減少、61期は56名、62期は61名、63期は65名、64期は26名、65期は11名が減少していることになります。
60期以降の弁護士はその年齢からすると死亡による減少は少ないはずなので、自主的に退会している人が増えているということになります。これは、軽視できる数字ではないと思います。