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弁護士法人 白浜法律事務所

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2009/10/21

修習生の就職戦線の厳しさに思う

修習生の就職戦線が厳しいことについては、このブログで何度も取り上げているテーマです。一般の大卒者の内定率よりも、司法修習生の内定率の方が厳しいという数値がでているというのは、私が分析した現行62期の就職結果に関するブログでも指摘しているところでもあります。
他方で、採用する側の弁護士事務所としても、これまでの感覚で採用を決めて、弁護士として活動してもらったところ、法的な素養が不足していたり、事務処理能力にも問題があったりなどすれば、事務所としての信用にダメージを受けますから、採用について熱心なところほど、修習生側に色々な資料を提出させたり、2次面接、3次面接などの課程を経て内定者を決定するということになってきているということも事実です。このため、修習生側は、司法試験合格後も、様々なセレクトを受けるということになってしまっています。
この結果、修習生側も、精神的に余裕がなくなっているようで、例えば、サマークラークで採用されなかったらその事務所で採用される可能性がないと決めつけてしまうとか、地方の修習地となったら都市部で採用されにくくなるのではと悩んでしまうとかの消極指向の心理の渦に陥っているように思います。採用する側としては、そんなことで採用の幅を狭めてしまうわけはないので、修習生側が、わざわざ自分の進路選択を狭めてしまっているのは、一般大学生と比較した場合のプライドの高さなどが原因なのかも知れないなと思ったりもしますが、いずれにしても、私が修習生の頃とは様変わりしているわけで、こんな法曹養成制度ができてしまったことによる最大の被害を受けているのが修習生というように思います。こんなことで、変に自信をなくしてしまうような人が法曹となっていくような状況は、日本という国全体にとってあまり好ましいことではないように思います。ですから、うちの事務所の場合、不採用とする場合でも、できるだけ丁寧なメールをするようにして、事務所に関心をもって訪問していただいた方が自信をなくしたりしないように心がけています。
せっかく苦労して試験に合格したのですから、いい事務所がみつかるように、みんな前向きにがんばってほしいなと思います。