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弁護士法人 白浜法律事務所

0752233444
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白浜の思いつき
白浜の思いつき

2016/06/30

弁護士 里内友貴子は事務所を移転しました。

弁護士 里内友貴子は事務所を移転しました。
新しい連絡先は以下のとおりです。

里内法律事務所
〒604-0924
京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町376
クロトビル4階 (受付5階)
電話 075-283-1261 FAX 075-320-2861

2016/04/20

「京都モデル」ワーク・ライフ・バランス認証企業の認証

京都府知事より「京都モデル」ワーク・ライフ・バランス認証企業の認証を受けました。
(認証番号N-245)

京都ワーク・ライフ・バランス推進サイト

2016/01/01

2016 初春号 vol.12 白浜法律事務所報

平成28年の年頭にあたり

弁護士 白浜徹朗

旧年中は、大変お世話になりました。また、今年も、弁護士及び事務職員一同日々精進して参りますので、事務所所長として、ご挨拶申し上げます。
さて、2015年4月より、私白浜が、京都弁護士会会長に就任したことで、事務所を留守にすることが多くなり、ご迷惑をおかけしました。2016年3月には任期を終えますので、4月からは、ほぼ通常業務に戻ることができるものと思っております。よろしくお願い申し上げます。
弁護士会の会長の仕事は、弁護士の関わる業務分野が多種多様にわたっていることから、意見調整などが難しく、会長の一存で物事が決まるようなことは全くなく、大変な仕事でした。私は、2002年度に副会長をしていたわけですが、この10年ほどの間に、会長の業務がさらに増加したという印象を持ちました。特に、2015年は、憲法をめぐる問題が真正面から問われることとなり、弁護士会としては退くことができないということもあって、少ない予算の中で様々なアイディアを駆使した活動を展開することになりました。お陰様で例年になく弁護士会の活動が活性化することとなったと思っています。そのような中、人事異動を含めて、弁護士会の構造の改革のような仕事にも取り組みましたので、将来につながるような仕事ができたのではないかと自負しております。これも、山地、上田、福山、細川という4人の優秀な副会長に恵まれたことで実現できましたので、副会長の皆さんには感謝しているところです。
次に、当事務所の現況について、ご報告させていただきます。
当事務所は、同種事件の集中配転による専門分野の醸成に務めています。遠山弁護士は、刑事事件では全国的に著名な弁護士との評価を受けており、京都弁護士会でも重要な役割を果たしています。拝野弁護士は、医療事件や後見事件を得意分野としています。里内弁護士は家事事件と交通事故事件を数多く扱っています。青野弁護士は、交通事故関連の案件と労働事件を数多く取り扱っています。大杉弁護士は、刑事事件や建築関係訴訟を多く扱っています。大杉弁護士は、私の留守を安心して任せることができるほどに、経験を積んだように思います。
私は、債権回収と倒産処理や建築関係の事件を数多く扱っておりましたが、最近は、遺言処理と通行権問題に関わることが増えてきています。昨年は、通行権に関連した複数の勝訴判決を得ましたし、時効取得の問題など、実際の実務ではあまり触れることのない案件の処理にも関わることができました。毎日勉強することばかりで、いくつになっても、弁護士は勉強が大事だと痛感しています。
弁護士業務からは少し離れた社外役員の業務にも関わっておりますが、会社の日常業務に触れる中で弁護士としての経験をどう生かしていくかということにこだわっています。これも日々勉強です。
今年は、さらなる発展を図らねばなりません。会長をする中で新たな出会いもありましたので、4月からは、さらなる事務所改革に取り組む所存です。皆様、今後もご指導ご鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

海老でタイを釣る part2

弁護士 遠山大輔

2011年初春号に、タイ釣りを始めたことを書きました。2012年初春号には、78センチのタイの写真を載せました。それ以来、とんと大物に出会っていなかったのですが、昨年10月、85センチの大物を仕留めました。ついに80センチオーバー、タイ釣り師の仲間入りです。
朝から仕掛けを繰り返し流すも、さっぱりアタリなしでした(アタリというのは、魚がエサを食べたときに糸や竿に生じる反応のこと)。開始から5時間が過ぎたころ、ぼんやりしていると、強烈なアタリ! 竿が大きく揺れています。慌てて糸を巻き始めましたが、なんと、巻くどころか、かえって糸が出ていきます。糸が120メートル出たところでヒットしたのに、150メートルまで引っ張られました。そこから電動リールの糸を巻く力を強くし、糸を切られないように慎重にやりとりをします。
中型までのタイは、コンコンッとリズムよく暴れますが、途中で諦めてプカッと浮いてきます。大物は、ズシッと重みを感じさせたまま、最後まで浮いてきません。深いところから、ブクブクッとあぶくが上がってきたら、大物の証拠です。
10分ほどかけて、船の近くまで寄せました。最後は手で糸をたぐります。ブクブクッとあぶくが上がり、船の下の方に大きな赤い物体が…。最後は船長さんが網ですくい上げてくれました。片手では持てないほどの重さ、うれしかったです。
昨年は、4回しか釣りに行けず、2回はほぼボウズ(一匹も釣れないこと)だっただけに、最高の気分でした。
めったにないほどの笑顔、見てやってください。

大学時代の思い出

弁護士 拝野厚志

今回は、やわらかい話させていただく回ですので、大学時代の思い出を綴ってみようと思います。
私は田舎でのんびりと過ごし大学に入学しましたが、大学に入ると本当に凄い人間達に会いました。難しい専門書でも1度さっと読んだらその内容を理解し暗記できる奴、教授の話のさわりを聞けばなぜか全部を理解している奴などなど。
そんな中、派手さはないけれども、いぶし銀のような記憶を残しているのは、同じクラスになったK君です。私と同じく田舎の地方都市からやってきた彼とは不思議と気が合い、お互いの下宿を行き来しては色々なことを語りあいました。彼の下宿に行くと、ジャーナリズムに関する本や海外サスペンスの本、植草甚一など私がそれまで読んだこともない本が並んでおりました。それらの本は、その後の私の読書遍歴に影響を与えております。今から思えば何が楽しいのか、男二人だけで淡路島に旅行に行ったこともありました。彼の実家に遊びに行って何日も泊めてもらったこともありました。
彼は関東弁で、頭脳明晰でその話も簡にして要を得ていたために、とっつきはぶっきら棒な印象でした。しかし、その実、本当に素朴で、また、非常に優しく、また、繊細な人間でした。ぶっきら棒なのは照れているだけでした。
彼は新聞記者になりたいと語っておりましたが、その後、紆余曲折を経て弁護士を目指すことになりました。とは言っても二人とも何かと忙しく周りの友人が卒業するという頃になって、ようやく一緒に勉強も始めました。
彼の理解力は抜群で、法律学特有の思考を授業にも出ることなく独学であっと言う間にマスターしておりました。
今でも鮮明に覚えているのは、受験勉強している間に国際私法が改正となり、その改正について、学内サークルの主催で名誉教授の講演会が開催されときのことです。講演も終了し、質問の時間になったところ、K君がその改正で新たに導入された概念について、その判断時期はいつですかといった質問をしました。名誉教授もあまり考えてはなかったらしく、少し詰まってから答えておらました。みんな、名誉教授が説明される改正の内容を追うことで精一杯ななか、柔らかな秋の日差しが差し込む演習室で鋭い質問をし、周りにいた先輩たちを驚かせた彼の姿を未だに覚えております。机の上でしか勉強していない段階でそのような質問をしたセンスは、今思っても凄いと思います。
彼は、その抜群のセンスで合格者数が少なかった時代の司法試験を2年(実質的には1年程度)の勉強で合格しました。受験勉強を続けていた私のところにも、彼が大阪で弁護士として困難な事案に積極的に取り組み、素晴らしい成果をあげていることが人づてに伝わってきました。
彼は、私が弁護士となった今でも、目標の一つであり、また、迷ったときのコンパスとなっています。事件について検討する中で、難しい案件について、彼ならどう考えるだろうと、昔、彼の思考をトレースすることがしばしばあります。
今はお互い時間もとれませんが、いつか、K君ともゆっくり積る話をしたいと思っております。
また、私もそれなりの歳になりましたので、これまで先輩や友人から教えてもらったことを後輩に伝えていきたいとも思うようになっております。

平成28年4月1日、女性活躍推進法が施行されます

弁護士 里内 友貴子

女性の職業生活における活躍の推進に関する法律が、平成27年8月、成立しました。同法により、301人以上の労働者を雇用する事業主は、平成28年4月1日までに自社の女性の活躍状況の把握・課題分析、行動計画の策定・届出、情報公表等を行う必要があります(300人以下の事業主については努力義務)。京都府では、同法23条の「協議会」として、経済団体等と連携して「輝く女性応援京都会議」を設置しています。京都弁護士会も、平成27年11月にワークライフバランスをテーマとするシンポジウムを開催しました。巷でも、イクメンに続き、イクボスという言葉が浸透しつつあります。
今なぜ、職場における女性の活躍が一層注目され、必要とされているのでしょうか。
これは、単に女性の福利厚生やCSR(企業の社会的責任)のためだけではありません。組織の経営戦略として有効であることが理解されてきたからです。
例えば、両性多様な人材が、異なる分野の知識、経験、価値観をぶつけ合うことで新たな製品・サービス等の発想が生まれます。また、両性多様な人材が能力を発揮できる働き方を模索することで効率性や創造性が高まります。これは、成熟期を迎える消費市場において、組織がより高付加価値の製品・サービスを提供し続けるために、また、人口オーナス(生産年齢人口が急減すると同時に、高齢人口が急増する事態)期にある日本の労働市場において、組織が両性関係なく優秀な人材を獲得していくために、共に大変重要なことです。
実際に、女性の活躍を推進している企業は業績が上がっています。そのことはダイバーシティ経営企業100選やなでしこ銘柄等からご確認いただけます。同時に、中小企業は取り組めないというようなものでもなければ、特別な業務内容・職種は取り組めないというようなものでもないことも、お気づきになるでしょう。
当職は、女性の労働問題について、京都弁護士会が実施するマタハラ110番や女性の権利110番、長岡京市の女性法律相談の担当者となって、その法的支援に継続して取り組んでいます。また、その様々な背景事情の理解のため、株式会社ワークライフバランスの認定コンサルタントの資格を得て、勉強会やワークショップを開催したり参加したりしています。日本で職場における女性の活躍が注目されてきたとはいえ、世界各国の男女平等度合いを比較するジェンダーギャップ指数(2015年、世界経済フォーラム)は、調査対象145か国中総合101位です。「経済」の分野では106位であり、先進諸国の中では下位グループに位置しています。実際現場でもそのことは感じるところですが、女性活躍推進法の施行をきっかけに変化を期待していますし、当職も取り組みを継続する所存です。
女性の労働問題に関してご不安なことがありましたら、労使両性問わず、お気軽にご相談いただければと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

債権回収の難しさ

弁護士 青野 理俊

「売掛先が突然、会社を閉めたままで連絡がつかない。売掛債権に担保も保証人も特につけていない。」
考えたくないと思いますが、どの企業にも起こりうることです。しかし、このような状況での売掛債権の回収には、問題点がいくつかあります。
まず、民事裁判で勝訴することと、実際に支払ってもらうことは別問題だということです。民事裁判で勝訴しても相手方が任意に払わない場合、こちら側で強制執行という手続を執らねばならず、強制執行をするためには、対象となる相手方の財産をこちら側で探し出す必要があります。勝訴すればどこかしらの公的機関が代わりに払ってくれるなどということはありません。
次に、相手方の財産を探し出すにも限界があるということです。これまた警察などの捜査機関といった公的機関がしらみつぶしに調べ上げてくれるなどということはなく、公開されている情報以外は、基本的に自力で探すしかありません。
また、売掛先が自己破産の手続を執ってしまったら、民事裁判などの法的手続も中断することになり、自己破産手続の中で処理されることになります。その場合、租税債権や労働債権の一部などが優先的に支払われ、残る債権者は、担保権が設定されたものを除いた残余財産から債権額に応じて配当されるだけです。そもそも配当金は無いということも多いです。
このような状況での債権回収をご依頼いただく時、弁護士としては、民事裁判で勝訴できるかどうかは当然として、さらに債権回収見込みがあるかどうかを考えなければなりません。弁護士としての腕の見せ所は、そのような中で回収を目指すアイディアを考えるところにあると思います。そのアイディアを考える上でも、皆様におかれましては、売掛先の情報を普段から十分に収集しておくことを心掛けていただければと思います。

人生の教科書

弁護士 大杉 光城

約3年前の司法修習生(弁護士になる前の研修期間)の頃、ふとしたきっかけで旧作映画をDVD等で買って観るようになりました。最初は、『十二人の怒れる男』、『評決』、『それでもボクはやってない』など、いわゆる法廷ものを観ていました。しかし、すぐに映画の面白さにのめり込み、名作と呼ばれるものを中心に、アクション、SF、ホラー、歴史などなどジャンルを問わず観るようになっていきました。そして、気付けばいつの間にか家のDVD等は300本超! 現在もさらに増殖し続けています(さすがに、観るペースは落ちてきましたが・・・)。
「映画は人生の教科書」。尊敬する故 淀川長治さんの言葉です。
思い返せば、子どもの頃は『インディー・ジョーンズ』を観てハラハラドキドキし、『13日の金曜日』を観て夜中トイレに行けなくなり、『風の谷のナウシカ』を観て感動していました。その後、次第に映画から遠ざかり、再開したのが司法修習生の頃。子どもの頃は単純に娯楽として楽しんでいましたが、今は映画に違った魅力も感じています。『評決』のポール・ニューマンの法廷での演技で弁護技術を学び、『真実の行方』を観て葛藤し(その意味は観ていただければわかると思います。)、『シンドラーのリスト』『ガンジー』を観て権力に立ち向かう勇気をもらう。また、『エリザベス』のような歴史映画はその時代背景を調べつつ観ればとても勉強になりますし、『遠い空の向こうに』のような実話に基づいたサクセスストーリーは夢を諦めないことの大切さを教えてくれます。2時間程度の時間に様々な人生や思想、文化などが凝縮されており、まさに、「映画は人生の教科書」です。
私は、困難な事件に取り組み、思い悩んでいるときには、シチュエーションの全く異なる映画を観ることにしています。気分転換になるばかりか、意外なアイディアが浮かんでくることもあります。
映画から遠ざかっている皆様も時間を見つけて映画を観てみてはいかがでしょうか。良い気分転換になりますし、意外な発見があるかも知れません。

早期回復

事務長 田村 彰吾

私事ですが昨年11月に入院し、手術を受けました。1週間あまりの入院生活でしたが、日頃の健康への関心がいかに重要かを考えさせられました。おかげさまで無事手術も終わり、予定どおり退院し順調に回復を致しましたが、退院直後は運動制限がつくなどしばらくは不自由な思いをしました(もちろん現在は執務に支障のない状態まで回復しております。ご安心ください)。
始まりはとても他愛のないものでした。ちょっと風邪を引いたのかな、風邪が長引いているな、くらいにしか思っていませんでした。しばらくして、ふと、しばらく匂いがしていない事に気付き、風邪などを診てもらっていた掛かり付けの内科で「しばらく匂いが分からない」と訴えたところ、すぐに耳鼻科の専門医を紹介されました。
紹介状を持って耳鼻科に行ったところ、一目見ただけで「CTを取ってきてください。今日はこれ以上診ません」と、その場で近くの総合病院の予約を入れられてしまいました。ずいぶんと早い展開になされるがままCTを取って再診したところ、悪性の副鼻腔炎という病気で、もう薬では治らないレベルです。すぐに手術が必要です。
転院した赤十字病院でも、「すぐに手術が必要で、通常は手術も3ヶ月待ちだが緊急手術枠を押さえるので来月入院しなさい」と言われ、得体の知れない大きな流れに乗せられるように入院することになりました。
厄年とはよく言ったもので、私も昨年はちょうど後厄に当たり、自身の健康を見直す良い機会になりました。風邪であっても軽んじることなく、専門医に相談することが結果的には早期回復に繋がったのかも知れません。
置き換えて、法律問題を見てみますと、ほんの「風邪」程度だと思っていたトラブルが、こじれてしまって大きなトラブルに発展することも珍しくありません。安易にすぐ「治る」だろうと判断せず、ぜひ専門医たる弁護士にご相談いただき、早期回復のお手伝いをさせていただければ、と思います。
掛かり付け医を持ち、早めにご相談を頂ければ、入院、手術の必要なく、解決することができる事もたくさんありますので。

2015/04/01

京都弁護士会会長に就任

弁護士白浜徹朗が平成27年度京都弁護士会会長に就任いたしました。

任期は平成27年4月1日から平成28年3月31日の1年間です。