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弁護士法人 白浜法律事務所

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白浜の思いつき
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2019/02/17

京都マラソンやってました

本日2月17日は、京都マラソンの日です。

事務所そばの河原町丸太町の交差点は、鴨川を下ってきて丸太町通に右折して走ってきたランナーが河原町丸太町交差点を西に向けて通過し、烏丸丸太町まで走ってUターンして、河原町丸太町で右折し、京都市役所前でまたUターンして、河原町丸太町に戻って右折して、京大方向に走るということで、ランナーが3度通過するめずらしい場所になっています。

ちなみに丸太町通は、こんな感じでランナーがすれ違っています。

河原町丸太町は通行人もおられるのですが、これをどう通過させるかという問題があるようです。何となく列車のすれ違いのように思えるような方式が採用されています。

まず、歩行者は、道路の中間にある柵に集められて、ある程度の人数が集まるまで待たされます。その間、ランナーは、柵の間の中央車線を走ります。ある程度の人数の歩行者が集まると、ランナーの走行車線が変更されて、ランナーは、柵の外側を走ることになります。柵と柵の間を走るランナーがなくなったときに、歩行者は、反対側の柵の中に入ることになります。歩行者が柵に入り終えると、ランナーの走行車線が変更されて、今度は、ランナーは柵の内側を走ることになり、歩行者は、反対側に渡り終えることになります。このとき、渡りたい歩行者は、柵の中に入ることになります。これが繰り返されるということで、ランナーと歩行者がぶつかることなく、歩行者が河原町丸太町交差点を南北に渡るということがてきています。横断には、10分ほどはかかることにはなっているようですが、市民の協力があっての京都マラソンということを実感する場所になっています。

 

これが柵の中で待っている歩行者です。ちょうど、ランナーが歩道側の車線を走るように車線変更されたところになります。

 

ランナーの車線変更が終わると、歩行者が互いの柵に向けて移動します。ランナーは歩道側車線を走っています。この移動が終わると、ランナーは、中央車線を走ることになります。

 

2019/01/04

2019年の年頭のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

今年は、平成最後の年になります。元号の利用は、中国から伝来したものですが、今や、日本以外には使っているところはないように思います。コンピューターの処理などの関係で、独特な処理が必要となるため、日本のSEの人には忙しい年になるのかも知れません。我々法律家としては、日付の処理などが少しややこしくなり、昨年末に成立させた和解条項では少し工夫が必要だったりしました。時効の問題など期間が問題となる案件でも、昭和と平成にまたがった年数のチェックなどに慎重にならねばならないこともあったりしたので、3つの元号にまたがった場合などはより慎重に扱う必要がでてくるのかも知れません。

私にとって、今年がどんな年になるかと言いますと、昨年末に我が事務所に新たに加藤弁護士が加わったことがありますので、加藤弁護士を早く一人前に育てるということが、私の重要な仕事となりそうです。

初仕事は、弁護士協同組合の理事長としての京都府中小企業団体中央会の新年賀詞交換会への出席でした。西脇京都府知事のご挨拶で、今年は高齢化社会への対処が問題となると言われていたことに納得するところがありました。国会議員の先生方や府議会議長などにも新年早々にご挨拶する機会ももて、今年1年がんばろうという気持ちになりました。

ところで、今年は、亥年です。毎年その年にちなんだ寺社仏閣にお詣りすようにしていますが、猪で有名な護王神社は、恐ろしい程の混雑でしたので、未だにお詣りができず、鳥居付近で写真撮影するぐらいしかできておりません。先ほど、賀詞交換会の帰りに様子を窺いましたが、4日なのに、まだまだ神社に入りきれないほどの行列ができておりました。護王神社では、狛犬ではなく、猪が脇を固めておられます。和気清麻呂をお祀りされていて、足腰の守護神と言われているそうです。

2018/12/27

71期の一斉登録を終えて弁護士の登録状況などについてわかってきたこと

71期の一斉登録までのデータがわかってきました。二回試験の合格者数が1517名で、裁判官採用が82名、検察官が69名、一斉登録が1032名ですから、未登録者は334名となりました。昨年よりは、少し改善したことになります。
71期の一斉登録までのデータが得られたということから、期別の弁護士人口について、少し分析をしてみました。大阪弁護士会の山中理司先生が詳細な分析をされていますので、そのデータをお借りして、私独自のデータを加えて分析したものです。わかりやすいように表にまとめてみました。後述する分析表です。
少しだけ解説しておきます。

まず、60期から61期にかけては、二回試験に合格した人のほとんどが一斉に弁護士に登録していたものが、62期以降急激に未登録者が増えて、66期で最も増えて、67期以降は、少しずつ改善していることになります。
66期までは、弁護士を廃業した人が多くなっています。特に63期が最も多く100名に近い人数が弁護士を廃業していることになります。実際、一時期最大人口からは100名を下回っている時期がありました。67期からは、廃業する人は減りつつあるということは言えるようです。
ただ、67期以降は、弁護士の廃業は減っているようですが、弁護士になることができる人の中での実際に弁護士になった人の比率は低いままなので、最初から弁護士になることを諦めた人の割合が高くなっていたということが言えるように思います。

弁護士人口の期別分析表

2018/12/17

弁護士は年間で400人近くが自主廃業することが定着した

請求退会者、つまり、自主的に弁護士を廃業する人が増えていることについては、私のブログぐらいでしか取り上げていないようである。今年も自由と正義に掲載された請求退会者について整理してみたところ、合計で382名となって、昨年の358名と比較すると24名の増加となり、私が統計を開始してから最も多い退会者がでたことになった。

このうち270名が3万番台以上ということで、これも統計開始後最大値となった。登録番号が大きな人ほど最近に弁護士になったということなので、若い弁護士の廃業が増えているということが示されている。

2014年に374名となってから以降は、2015年が358名、2016年が367名、2017年が358名と若干の減少傾向があったわけだが、今年は請求退会者が増加したことになる。

いずれにしても弁護士急増政策開始前にはせいぜい50名に満たない人数しか退会していなかったことから考えると、年間で400名近い弁護士が自主的に退会するということになっていることは、弁護士の供給過剰があるということを裏づける結果となっているように思える。また、2015年から2017年まで弁護士の総人口が増えている中で退会者の減少傾向があったことは、司法試験合格者数を減らしたことが影響しているように思われる。このことからしても、司法試験合格者数は更なる減員が求められていると言えるように思われる。