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弁護士法人 白浜法律事務所

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2016/12/15

明智越え→水尾の里

 11月26日に、明智越えに挑戦し、無事に水尾の里にたどり着きました。その簡単な旅行記です。
 9時20分にJR亀岡駅北口を出発しました。亀岡名物の霧が立ちこめていました。明智光秀も霧に紛れて、本能寺を目指したと言われていますから、何となく光秀になったような気分になってしまいます。
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 目指すは、保津橋です。保津橋の手前には、保津川下りの乗船場があります。
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 保津橋を渡り終えたら、最初の信号を右に曲がります。そこからは、しばらくまっすぐ道なりに歩きます。
 10分程歩くと、水尾との看板のある三差路に着きます。左側に水尾と書かれた看板がありますが、明智越えハイキングコースと書かれた矢印看板に従って右に進みます。
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 5分ほど歩くと突き当たりの三差路に着きますので、ここを右に曲がります。すぐに明智越えの看板が目に入るはずです。
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 これが明智越えの入口です。
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 詳しく解説された看板があります。
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 明智越えの看板から、山道に入りますが、すぐに三差路となります。ここも矢印看板に従って、左に曲がります。
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 しばらく歩くと、亀岡市内が見晴らせるところにたどり着きますが、この日は、霧が立ちこめていて、市内は全くみえませんでした。
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 峯の堂というところがあり、むねんどうと読むということのようです。この辺りまでが登りがきついのですが、その後は、あまり高低差のない道が続くので、京都への道としては歩きやすい道だったのかも知れません。途中で町並みがみえるところがありますが、この辺りでは明智軍はたいまつを消して歩いていたのかもと思ったりしました。
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 10時45分に分かれ道に到着しました。ここは、鉄塔とされた左ではなく、保津峡と書かれた右の道へ進みます。
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 しばらく歩くと、また、三差路に着きますが、ここも、明智越ハイキングコースの矢印看板に従って、左側に進みます。
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 ここからは、かなり急な山道となり、きつい下りが続きます。
 しばらくすると、丹波散策の道の道標があり、JR保津峡駅と水尾が示されています。ここまで来れば、水尾の里と保津峡駅をつなぐ道までは、もうすぐです。
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 11時40分頃に水尾の里へと続く道に渡る丸太橋に到着しました。この丸太橋を渡ったら、左に曲がって、舗装された道をしばらく歩くと水尾の里に到着です。
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 水尾の里は、ゆずの里とも呼ばれていて、ゆずがあちこちにあります。協同組合の水尾ハイキングツアーとまるで計ったかのようなタイミングで無事に合流し、ゆず湯につかって疲れを癒して、鳥の水炊きをごちそうになり、帰りは、お宿のバスでJR保津峡駅までドライブということになりました。愛宕山に登って水尾の里というようなハードなコースと違って、明智越えは、山登り初心者にも安心なコースと思いました。
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2016/12/12

弁護士白書からみた弁護士からの離職者の推移

 弁護士白書の最新版が送られてきたので、その中からデータを抽出してみたところ、新しく登録した弁護士の中で、弁護士をやめた人が増えているということが統計上も裏づけられました。
 すなわち、60期以降の弁護士は、6年間で、60期が65名、61期は56名、62期は40名も減員していることがわかりました。これより前の期では、9年間でも一桁程度の減員しかないことと比較すると、いかに母数が増えているとはいえ、減員の数字は明らかに大きくなっています。なお、弁護士急増政策は、法科大学院設置前から開始されている関係で、56期も9年間で28名もの減員が生じているということには注目の必要がありそうです。
 なお、65期は3年前と比較すると増えていますが、これは、一斉登録時期に弁護士として就業することができずに就職先を探す期間が増えた、つまり、浪人しながら職探しをする人が急増したことを示しているものと思われます。就職状況が悪化したことを裏づける数字の一つなわけです。
 私は、これだけの数の人が一度は弁護士になりながらも、弁護士をやめているということについては、養成に費やされた国費や法曹三者の労力から考えて、大いに問題があると思っています。
 なお、弁護士白書の2008年版の数字は全く信頼性に欠けています。このようなデータが公表されていること自体が恥ずかしいことですし、訂正されもせずに放置されていることは残念でなりません。
 期別弁護士人口推移表2016.pdf

2016/10/06

法科大学院改革を考えるシンポのご案内

最近は、少し本業が忙しくなっていたことと、弁護士会内の様々な意見調整等のことでも振り回されたところがあって、ブログの更新ができていませんでした。
イベント告知ということで、ブログを更新することになりました。
標記のとおり、京都弁護士会では、11月1日午後5時より、京都弁護士会館にて、「法科大学院改革を考える」という表題でのシンポジウムを開催します。これは、京都弁護士会の会員からアンケートをとった結果の公表を兼ねたものです。アンケートの分析の報告は、私が行う予定です。
https://www.kyotoben.or.jp/event.cfm#1089
私が受けている印象では、弁護士会の中では、法科大学院改革などという言葉はタブーに近いものとなっていて、誰も語ろうとしないようなところがありますから、弁護士会としてこのようなアンケートをすることも、ましてや改革に関わるシンポを開催することも、全国初の試みになるのではないかと思います。
しかしながら、法科大学院出身者がこの年末で過半数を越えようとしていますので、弁護士といういわばユーザー側が改革の声をあげることは大事なことと思います。また、弁護士は、法科大学院出身者を雇い入れる側にもなる存在ですから、二重の意味で、弁護士から改革の問題を考えることは大事なことだと思います。法科大学院の関係者の方々にも、ぜひ関心を持ってもらいたいと思います。
森山弁護士や河野さんの講演もありますし、学生の方の発言は大歓迎ですので、ぜひ大学の法学部の学生に来てもらいたいと思っています。もちろん、法科大学院の学生や卒業生の方の参加も歓迎します。よろしくお願いします。

2016/05/17

魅力ある法曹を取り戻すためには

日経新聞で、「魅力ある法曹を取り戻そう」との論説が掲載された。その中に、「修了者の7~8割が法曹資格を得るとの見込みは外れ、毎年の司法試験の合格率は2割台に低迷したままだ」との記述があった。これは、第1に、法科大学院修了者のかなりの者がほとんど合格できる制度が実現できなかったことが問題であるとの指摘を含んでおり、第2に、合格率が低かったことが問題であるとの指摘も含んでいると言える。しかし、法科大学院修了者のほとんどを合格させるような仕組みは最初から作られていなかったから、第1の指摘は見当外れのものとなっている。第2の合格率が低いことを問題とする指摘は論理必然的に現状の受験者数が多すぎるか合格者数が少なすぎるという指摘を含んだものとなるところ、少なくとも現状の合格者数は、司法修習生の就職難からして市場の需要に適合していないということと矛盾してしまっている。なお、この司法試験の合格率を問題とする考えは、法科大学院側で自らの努力を棚に上げて責任転嫁しようとする論理であるということについては、以前に分析させていただいたところであるが、この論説は、矛盾が目立つところがあるので、以下、具体的に反論を加えてみることにする。

まず、修了者の7~8割が法曹資格を得るということにするのであれば、法科大学院の卒業者が司法試験合格者の1.3倍ほどしかないという制度設計にならなければ成り立たない。つまり、極めて厳しい選抜試験を法科大学院入学に際して要求し、法科大学院入学者を卒業させるかどうかの判定も厳しいものにして、卒業生が司法試験合格者の1.3倍ぐらいになるまで絞り込まねばならない。ところが、法科大学院では未修者は法的素養を問うことなく合格させるという仕組みが採用されている。修了者が目指す司法試験では法的素養が問われることになっているので、司法試験に合格するような人を選抜するための厳しい入学選抜の仕組みがそもそも法科大学院には存在していないことになる。では、卒業させるかどうかで絞ればいいのではないかということになるが、入学させて学費も払わせておきながら卒業はさせないというような学校など、誰も入学しないだろうということになるのは必然なので、卒業させるかどうかで絞ることなど机上の空論ということになってしまい、現に、今の法科大学院では大幅に卒業生を絞るようなことは行われていない。他方で、法科大学院の設置や定員の絞りについては、大学の自治もあるから、国家政策としての絞り込みはそもそも無理がある。できるとしてもせいぜい補助金の制限ということになってしまう。では、問題とされている法科大学院の乱立が問題だったのかということについて考えてみた場合、法科大学院が創設された2004年(平成16年)の前年である2003年(平成15年)の司法試験受験者数は、史上最高の50,166人ということだったし、実際にも定員不足となったような法科大学院が当初から出現したようなことは聞いたこともないから、少なくとも設置を求める程の入学希望者すなわち社会的需要は存在したのであって、法科大学院の絞り込みができる社会状況にあったとは到底言えないように思われる。要するに、法科大学院制度は、最初から「修了者の7~8割が法曹資格を得る」という仕組みでは作られていないのである。日経新聞の論説を書かれた方は、このことを意図的に無視されているのではなかろうか。しかも、現状では、法科大学院の入学希望者そのものが激減しているので、司法試験の合格率は否が応でも高まるような自然の流れとなっていて、意図的に合格率を下げるようなこともする必要すらなくなってしまっているのである。この論説が、今の段階で合格率のことを問題にするのが何を意図しているのかはますますもってよくわからないことになる。
次に、合格率は受験者数と合格者数によって決まるだけのものであるから、合格率が高いということは受験生の数に比して多くの者が合格するということであり、一般的には簡単な試験ということを意味するし、優秀な人材を選択するという機能が乏しいことも意味することになる。となると、論説委員は、司法試験の合格者は特に優秀でなくてもいいと言っているということになってしまうが、そうでないとすれば、法科大学院において厳しい選抜が行われることを期待しての意見ということになる。しかし、前述したように、法科大学院にはそのような選抜機能は期待できないのであるから、結局のところ、現状の受験者数を前提として、さらに合格者を増やして合格率は高めればよいということなのだろうかということになる。ところが、これでは結果的に、司法試験の選抜機能は低下してもよいということ、すなわち、司法試験の合格者は特に優秀でなくてもよいということを意味することになってしまうし、合格者を現状よりも増やせということは、司法修習生の就職難が恒常化している現状の法曹界の労働市場の現状を無視した主張ということにもなる。では、この論説が修習生の就職難などないと言っているかというと、論説の中では、「弁護士になっても就職難に陥るといった事態を招いた」ということが指摘されてもいるから、現状の合格者数よりももっと多く合格させるべきだとも言い切れていないようでもある。いずれにしても、昨今では法科大学院の入学希望者も激減し、司法試験の受験者も史上最低となる程、法曹は不人気な業種に成り下がり、司法試験の合格率は結果としての受験者減によって高くなり、全入に近い状態になることすらあり得る事態となっているということに対して、この論説は何らの提案もしていないように思われる。
もっとも、この論説は、「貧困や介護の現場、虐待・ストーカー被害など、法律の目が届いていない分野はまだある。」とも指摘し、一見すると積極的な提案があるかのようにも思えなくもないが、これらが公的補助なしにビジネスとして成り立つ事業分野なのか、事例としてどれだけの弁護士を必要とする分野なのかなどは全く検討されていないようである。要するに思いつきを述べているだけのことであって、具体的な解決策とはなっていない。論説は続けて「ビジネスの世界でも、知的財産をめぐる紛争やコンプライアンスの徹底など、法律家の活躍が期待される機会は多い。」とも指摘しているが、この分野への弁護士の進出は既にかなり進んでいるにも関わらず、「弁護士になっても就職難に陥るという事態」となっていることはあえて無視されているようでもある。
以上指摘させていただいたとおり、私としては、矛盾ばかりが目立ち、文章の論理構成の検討不足が甚だしい論説であるので、あえてブログで批判させていただいた次第である。
なお、法曹養成をめぐる政策、特に「新司法試験の合格者数3000 人/年,法科大学院修了者の7~8 割の合格」や合格率の問題については、武蔵大学の木下富夫教授の「法曹養成メカニズムの問題点について-経済学的観点から」(日本労働研究雑誌2010年1月号)にて詳しく論じられていて、参考になる。ネットで公開されているから、検索してもらえれば、すぐにたどり着くことができる。木下教授がこの論稿を公開された2010年の時点より、法曹の労働市場はさらに悪化しており、結果的に受験生からも見放され、受験者数は法科大学院だけでなく司法試験ですら大きく減ってきている。法曹養成制度改革はまさに喫緊の課題であり、思いつきを提案してどうにかなる状態ではなくなりつつあるのである。